お笑いは本当に面白いのか?
昔からテレビのバラエティ番組が好きだった。お笑い芸人が集まって楽しい雰囲気を作ってるような番組が好きだった。
漫才も好きだった。テレビのネタ番組は欠かさず見ていたし、毎年のM1グランプリも楽しみにしていた。
だから僕はお笑いが好きだと思っていた。
それは本当だろうか。
いやお笑いが好きなのは本当だと思う。しかしお笑いは本当に面白いのだろうか。
一般的に文化作品は昔のものほど質が高い、もしくは歴史の名前を残すような作品が結局優れているという法則があると思っていて、それで少し前にお笑いも昔のものほど面白いんじゃないかと思い、テレビの芸人がやるようなお笑い以外のお笑いを探求してみた。
最初は落語を見てみたが、いまいちしっくりくるものはない。たまたま自分がいい作品に出会えなかっただけかもしれないけど。
次にウィキペディアで調べたら喜劇映画の存在に気づいた。確かにチャップリンとかああいうのも一応お笑いか、と思ってYoutubeで見てみたのだ。
一番最初に見たのはロスコー・アーバックルがキッチンのコックをバスター・キートンがウェイターを演じた短編だったのだが、これがえらくバカバカしく、腹を抱えて笑ってしまった。
これがきっかけで喜劇映画が面白いと気づき、戦前のアメリカのサイレントの喜劇映画をいろいろと見るようになった。有名なチャップリンのモダンタイムスも見た。
思ったより長くなりそうだからとりあえずここまでで続きは次回